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2005-12-03

実写版の三丁目。

久し振りの邦画『三丁目の夕日』を観賞。
映画の時代設定は、私が生まれるちょうど1年前です。

鈴木オートのミゼットのウェザリングはちょっとやり過ぎ。ミゼットの発売は映画の設定の一年前で、初期型はバーハンドルの型の筈(映画に出てきたのは4年くらい後のタイプ)。型はともかく、昔の人は商売道具を大事にするし、そもそも自動車は庶民にとって高嶺の花だったので、あんなに汚している筈はありません。
町並みも昭和33年にしては汚し過ぎかな、と。戦後13年くらいでは、粗末でも新しい建物が多かったのでは。

出演者若すぎ。原作ではタバコ屋のばあちゃんも、宅間医師も、茶川先生も皆、年寄りです。本物の老人が出て来ないとリアルでないかも。鈴木一平君は、ベーゴマとメンコの達人のはずなので、その辺りもフォローした方が良かったかと。あと淳之介君は、眼鏡をかけてないと。六さんが女の子なのは別に構いませんが・・。

・・・・。
気になった事は幾つか有りましたが、当時の生活のディティールが異様に細かく、自分の子供の頃のエピソードとシンクロしてツボに嵌り、鑑賞中は心の中で以上のようにケチを付けて居なければ結構ヤバかったです。

映画やTVの『泣かせよう的なシーン』では何も感じない方ですが、例えば一杯飲み屋の店内が、子供の頃父親に連れて行かれた店にそっくりだったり、また飲んだ後に子供に土産を頼んだりする(昔の酔っ払いオヤジは必ず土産の折りをぶら下げている)シーンを見たりすると、しんみりしてしまいました。

原作の漫画の通り単純な話で、映画を見ずにストーリーだけを聞くと何じゃそりゃ、なのですが、見るとCGだと判って居ても当時の風景にぐっと懐かしさが込み上げてしまう、不思議な映画でした。原作は長期連載でエピソードは山ほど有るので、パート2も出来るかもしれません。


どうでもいいですが、「ALWAYS」って言うタイトルだと、飛行艇カタリナの出てくるゴースト物の映画の方を思い出しちゃうんですけど(たしかヘプバーンの遺作。それこそ見た後に何じゃこりゃ、だった様な記憶が)・・。

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コメント

少し前の新聞に「上野駅に乗り入れていた機関車はC62で,どこだか稼働車のある機関区だかにホームのセットを作り,しかも鉄道マニア対策として(^^;)機関車の車体番号も実際に上野駅に乗り入れていた番号にした」といかいう話が載っていました。
昭和30年代を舞台にした映画は,思い入れのある世代が現役で存在しているので,セットやら小道具やらの「考証面」に金が掛かりそれまで敬遠されてたそうです。ましてや原作の『三丁目の夕日』はある意味「ディテール漫画」ですもんね。
me20さんの文を読んで非常〜に納得してみたり(^^;)。鉄道マニア対策以外にもウェザリングマニア(←何?)対策もしっかりする必要ありかも?

投稿: セータ☆ | 2005-12-04 02:13

動くC-62は京都の梅小路機関区で撮影したと映画のHPに載ってました。
私はそっちの方はさっぱりなので、単純に良く出来てるなあ~と言う感想でしたけど、恐らく鉄ちゃんの人がスタッフに居たのでしょうね(笑)。
小道具などの再現度はかなり高かったのですが(でも電化製品は全て松下←スポンサー)大道具さんはちょっと頑張って汚し過ぎた感じです。
最近多い『昭和の横丁風商業施設(←ウェザリングが安っぽくてキツイ)』の影響でしょうか・・?

まあでも、色々な意味で見所の多い映画なのは確かです(ディティールばかりですが)。

投稿: me20 | 2005-12-04 11:22

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