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2006-01-26

ひとり言

例えばですよ。
タイガーやパンターの特集記事が模型専門誌に載ったとして。

その各型式の変遷を解説するのに(ディティール工作の参考にならない)キットの説明図をそのまま転載するようなヌルい記事って、さすがに最近は見たことがありませんよね。
では、これがロシア戦車の記事だったらどうなんでしょう?


突然ですが。
模型誌で「ロシア戦車は無骨、装甲表面や溶接跡の処理はとにかく雑に、適当に。緑無地では寂しいのでスローガンを書いとけば」的な工作を読者に薦めるのは、30年以上前のセンスではないかと思うんですけど。

私は(言わなくても判ってると思いますが)ヌルいモデラーなのでガチガチの考証を雑誌に求めるつもりはありませんが、思い込み・刷り込みに依る紋切り型の工作は、多くの情報を持っている21世紀型のモデラー相手としてはどうなんでしょうか。
これはライターの責任ではなく、編集側の意識の問題なんでしょうけれど。


以上、あくまでも独り言でしたということで(←チキン)。
はい、自分の事を棚に置いてるのは充分承知してますです。
 
  *   *   *
AFVクラブ・センチュリオン3月発売!ばんじゃーい(←でもホントはすかい棒で出して欲しかったです)。

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コメント

同感です。個々のモデラーがキットをどう作ってどう仕上げようが全く自由なんですが,模型誌が「特集」と銘打っておきながら,既に他誌でやりつくされたような素組み作例を並べただけだったのは芸が無さ過ぎでしょう。
実はかなり期待と恐れ(自分がやろうとしてる部分の先を越される恐れ)を抱きつつ書店に向かったんですが,犬のマンガを描いたKV-2の表紙を見てその場に崩れ落ちました。そのまま閉店まで2時間ほどその場に倒れていたでしょうか(←ウソ)。
軽戦車フィーベルでは「10,5 cm Lefh 18/1(sf) auf Geschutzwagen IVb (sd.kfz.165/1)」の素晴らしいスクラッチが掲載されてましたが,同じ本のAFV作例だというのに,その温度差には唖然とします。以上,本日のオブジェクションでした。

投稿: セータ☆ | 2006-01-27 01:19

月刊誌の特集なので過度な期待はしていなかったのですが、それにしても「キット完成予想図」でしかない塗装説明図をカラーグラビアに載せたり、多くの読者が期待してるとは思えないタミヤキットの素組を発注したり(EECじゃライターが居ないか・・)、取敢えずこんなディオラマ一つ入れとこうか、といった紙面作りには思わず出した財布が引っ込んでしまいました。いわゆる「ビギナー向け」とも違うような気がしますし。
模型誌では久々の非ドイツ戦車の特集だったので、ちと残念です(←買わんで文句言っちゃあイカン)。

投稿: me20 | 2006-01-27 22:54

あの塗装図は確かにちょっと…。1個目は搭載砲の説明をZIS-5として間違ってるし(本当はF-32)。日本語の読めない海外のモデラーは「このマーキングの実車写真はどの本に載っているのかい?」なんて思っちゃいますよ。メーカーがにぎやかしの為に入れた嘘マーキングを再録してどーしようってんでしょうか。

同じMA誌でも2001年1月号の『KV・軽量型車体特集(EECメイン)』はなかなか充実した内容で,特にSU-152の作例は素晴らしいものでした。

投稿: セータ☆ | 2006-01-28 00:12

お世話になった事もある雑誌なので、余りきつい事は言えませんけど(←もう充分言ってます)。安くない本だけに、担当氏が替わると内容まで大きく変わってしまうのは困りますね(フィーベルはPG!のK氏担当)。

と、ここまで吐いておいて、これから塗る自分のKV-1がグズグズだったらシャレにならないな~と思ってしまう小心物でした(泣)。

投稿: me20 | 2006-01-28 00:55

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