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2007-04-08

ボックスアート展

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静岡県立美術館で開催されている、『ボックスアート プラモデルパッケージ原画と戦後の日本文化展』に行って来ました。


入って直ぐは戦時の少年画報~戦地絵葉書~戦争絵画の展示。
従来「懐かしグッズ、お宝」の範疇だったモノにアートとしての光を当てています。これが全体の3分の1ほど。この後プラモデル以前の木製模型が多数美術館のショーケースに並び、やや異様な感じ(笑)。

肝心のボックスアートですが、昔から見慣れた商品の箱絵の筈なのに、まるで違う物を見た印象です。
色彩の鮮やかさ。絵の大きさ。何よりもその上手さ。原画のみが持つ迫力。いや、マジで凄い。

タミヤのミニタンクシリーズのSタンクと1/35ダスターの原画が物凄く大きいのにも驚きましたが、小松崎画伯のサンダーバード2号の原画は、逆に想像より小さくてびっくり。
製品の箱のサイズの何倍の大きさ、とかで原画を発注していると思い込んでいましたが、商品の大きさに関係なく全くバラバラのサイズでした。これはかなり意外(トリミングされたと思われる作品も有りましたが)。
小松崎画伯の作品は全体的に小さめだったように思いました。ただ、その分ディティールの細かさは半端ではありませんでしたが。

スケールモデルとキャラクターモデル展示の合間に、ロックウェーブのディオラマ作品の展示。
展示されているショーケースの高さが一部低く、やや見にくい印象も(背の低い子供向け?)。
ディオラマは入館して直ぐのスペースなどにも展示されていました。彫刻などの美術品と同様の扱いで、感慨深いものがあります。
 
ところで昔のアオシマのロボット製品の絵は「作者不詳」が多かったですね。「そんなの誰に描かせたか忘れたよ」な感じでしょうか。何かほほ笑ましい。

ボックスアート展に行かれる予定の方は、是非とも同好の士と連立って行く事をお勧めします。私は従来こういう場所には一人で行く主義でしたが、今回ばかりはちと寂しい思いをしました。「大っきな絵だな~」とか、結構ひとり言が多かったです(笑)。

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