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2008年2月

2008-02-27

謎の苦闘

謎作業もいよいよ佳境。現在は車外搭載物などを製作中です。例によりまして作品の正体は明かせず意味不明ですが…でももう判ってますよね


◆謎戦車のフェンダーに塔載されているタグロープはかなり太く、間違いではないかと思うほどワイヤー部分の長さが短いものです。
当初はキット部品とトラペのKVに入っている銅ワイヤーで簡単に作ればいいと思っていたのですが、いざ作ってみるとワイヤーは細すぎ(約0.8ミリ径)、キットのパーツもおおらかな出来で使える部分が無い。あと5日ほどで工作を完了しようと思っている時に、予定外の自作パーツが増えてしまいました。

先端の輪っか部分は何とか似ている田宮のキンタイのパーツを流用することにして、太めの銅ワイヤーをショップで探します。
希望のサイズは店頭に無く、ちょうど買い物に見えていたTスカのY氏に勧めて頂き銅線からの自作を覚悟したのですが、折角来たのだからと購入したユリイカのKV戦車用が帰宅して径を測ってみたら1.2ミリ径でまあまあの太さ。キンタイのパーツに比べて極端に太すぎても違和感を生じるので、結局これで行く事にしました。

で、作ってみたのですが実物に似てねー(写真が無くてすみません)。むしろキットのパーツのままで良かったかも…〈泣)。


◆両側の大きなアーマースカート(と言うんですかね?)の上側はフェンダーから下ろされた支持架に固定されているのですが「ここ位はさすがに真鍮帯板でなくては。強度に関るしね」と考えていました。
自分としては珍しくきっちりと寸法を出し、真鍮帯板を曲げた(だけの)自作支持架を車体にあてがったところ。
キットのフェンダーが微妙にゆがんでおり、前用も後ろ用も中間用もサイズが合いません。

ダメだこりゃ。ムキーッ!!バリバリ(←パーツを引っぺがす音)

恐らくエッジを出すために何度もサンディングしたので、幅が場所により微妙に変ったのですね。何と言っても30センチ近い長さなので、見た目では判らないのです。もう日にちが残り少なく「今日はここを完了して、ここに目処をつけておく」的に自らノルマを課している状況では何度も作り直す余裕が無いので、仕方なく0・3×2ミリのプラ材でサクッと作り直しました。

強度が気になりますが「艦船や飛行機の張線に比べれば全く問題ないぞ!」と自分に言い聞かせて深夜の作業を続けます。  明日はどっちだ!

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2008-02-23

土曜日の作業日誌 2月23日

空を厚く覆っていた雲の切れ間から、一条の光が差し込んできました。
そのまばゆい光が、私の目指すゴールを照らしています。

↑ポエマーか!
と言うわけで、ようやく謎工作のゴールがうっすらと見えてきました。
謎戦車の両サイドには大きなアーマースカートが付いており、その素材と厚みの変化に対する間隔調整に今まで悩んでおり先が見えなかったのですが『キットパーツを使う』という奥の手(おいおい…)を使うことにより、一気に進展しました。

キットのスカート部品は1.2ミリほどと分厚く使えなかったのですが、フチを薄く加工して対処しました。
「フチを薄くする」と言うと「デザインナイフで斜めに削り縁だけを薄く見せる」という印象が有りますが、今回は「パーツの周囲の3ミリ幅を0.5mm厚まできっちり一段掘り下げ」ました。どーですかお客さん。凄いでしょう。

…はいはい。某店長にも「それってプラ板でそういう形に作り直した方が早いんじゃないの」と言われました。仰せごもっともです。無数に打ってあるボルト頭も、すべてプラストラクトの六角棒で打ち直したのでキットのパーツを使う理由は無いのですが、でも私はこういうアホなローテク工作を始めると、終えるまで止まらなくなってしまうんですよね。ははは(笑ってる場合か)。


この後は車外塔載物とキャタピラ、そしてスカートの支持架など、ある程度「時間の読める」ディティール工作ばかりです…が。
問題は塗装ですよ。こんなに大きなの(全長29㎝)をいったいどうやって塗れば良いと言うのですかね(←おお~、ついに正体が明らかに!!)。当工場は軽戦車専門なのに…。

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2008-02-17

日曜日の作業日誌 2月17日

朝8時ころ起床して謎作業の続き。

去年まで日曜の朝は模型をいじりながら「だらだらテレビ観賞」するのがささやかな楽しみだったのですが、新しい作業デスクはテレビに背を向けているので、つけていても音しか聞こえません。
「新日曜美術館」などは音だけでは内容がさっぱり判らず(当たり前)却ってストレスになるので、否応無くラジオ派になり地元のFM放送を聴きながら黙々と作業を続けます。

先日の日記で少し触れた、転輪の周囲のナットと、誘導輪左右にある履帯調整用の部品などをちまちまと製作。
まったく流用できるものや参考になるパーツが無いので自作するより手がないのですが、私はこういう作業が実は大嫌い(と言うか苦手)。如何にして手間を省くかしか考えずに作るので、出来上がった部品もあまり実物に似ていません。
要するにセンスが無いのですね。まぁ、だったら初めからこんなキットは作らなければいいのですが…。

食事以外はずーっと作り続け、夜10時を迎えたところで、メガネを掛けていても白いプラ板色のパーツのディティールが殆んど見えなくなってきてしまいギブアップ。ふぅー、疲れた。
結局、今日一日どこにも出かけませんでした。息子の入学用品の買い物もカミサンに任せきりだったし、夜のサッカーもテレビの音声を聞いただけだったし。

しかもこれだけやっても、まだまだ先が見えません。参ったなぁ。←泣き言はイカン

プランを大幅に変更する必要があり、最後はグダグダな作品になってしまいそうな予感も(今日行なった作業の結果がすでにグダグダでしたが…)。

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2008-02-16

ギターマン

我が家から徒歩15分の距離にある高校の入試に合格した息子との約束を果たすため、パルコへ買い物に。

半年ほど前、悩む息子を励ますつもりで「合格したら何でも欲しい物を買ってやる」と酔った勢いで約束していたのです。
息子の希望は「新品のエレキギター」。2年以上愛用している中古ジャンク品のストラトキャスター(のコピー)は、部品が外れてボロッボロです。

↓息子が楽器店で悩み抜いて決めたのはコレ
T_blogphoto1_061


フェンダージャパンのTL-50。
所謂エントリーモデルで、オリジナルのアメリカンテレキャスターの1/5ほどの価格。高校生が持つには丁度良い機種です。
…が、そうは言ってもお父さんの小遣いの1.5ヵ月分ですよー(泣)。痛い出費ですがカミサンとの約束ならばともかく、子供との約束は守らなくてはなりません。

何でもかんでも買い与えるのは為になりませんが、欲しかったギターを前に顔を紅潮させて興奮している息子を見ると、良い機会に親らしい買い物をしてあげられたな、と思ったのでありました。


子「お父さんありがとう。夢がかなったよ。高校に合格したし、欲しかったギターも買って貰えたし。
 もうどうなってもいいよ。あとはオマケの人生だ

父「おいおいおい、何言ってんだよ。これからなんだから。
 まずは学校に行ってからだなあ、…(ったくこのバカ息子は!)」

子「うん、入学したら楽器できるヤツを集めてバンド組んで、このギター弾きまくるよ。
 お父さん、ボクは趣味では終らせないよ!」

父「………お前な、先ずは 勉 強 し ろ

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2008-02-14

三 周 年

◆◆2月14日は当ブログ『me20の模型工場』の開設記念日です◆◆

ゆめゆめ『幼児からお年寄りまでがこぞってチョコレートを買ったり食べたりする不思議な日』とかと勘違いなさらぬように。

おかげさまをもちまして3周年を迎えることが出来ました。
飽きずに(呆れずに)内容の無い拙ブログにお付き合いいただいている皆様には心より感謝いたします。

3年間いろいろありました。何せ中学・高校に例えるならば入学式から卒業式までですよ。
いろいろ…えーと、何があったのかは具体的に思い出せませんけど(歳のせい)。

まぁとにかく。
おそらくこれから一生楽しめるであろう趣味と、またその趣味についてさまざま発信できる場所と両方持てているのは、幸せなことだなぁと実感しておる次第です。

今後もぼちぼちと続けて行く所存です。皆さまよろしくお願いいたします。

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2008-02-13

128+96

◆ちょっと調べものがあり、拙ブログの昨年・一昨年の2月の過去ログを読み直してみました。花粉と闘いながらも新製品を買ってみたりあちこち出かけてみたりと、結構バラエティーに富んだ内容。
…ですが、今年は去年の暮れからずっと製作中作品の詳細を明かせず写真も無く、ただただ「悪戦苦闘中」とだけつらつら書き綴っている、どうにも意味不明の内容ばかりで心苦しい限りです。

◆とか何とか思いつつ、謎作業続き。

謎戦車の各転輪のシャフトを固定している大きなナットは六角ではなく、円筒状で周囲に切られた6本の溝に工具を引っ掛けて廻すタイプです。この型のナットは多少潰れても、専用工具が無くても叩いて廻せるという利点があります(模型の場合は流用出来るパーツが無くて困りますけどね)。キットのモールドは甘くナットと言うより花びら??みたいでイマイチです。
その周囲に放射状に8個あるボルトも甘く感じたので、両方削り取って8個のボルト跡の方を軽くプッシュピンでマークしておき、月曜日の夕方に全てプラストラクトの0・5ミリ6角棒の薄切りで植えなおしました。

8個×16=128個。

1時間ほどの工作を終えた後から資料を見てしまう、私の悪い癖。
どの資料にも、この部分の写真が載っていました。いくら見ても、ボルトは6個。しかも丸頭

何故、どうしてトラップだらけのこのキットのモールドを簡単に信じてしまったのか判りませんが、とにかくここから私の心の葛藤が始まるのです。

「こんな戦車に打ってあるボルトの数を数える人なんて絶対居ないよ…」
↑いや、居ると思う。たぶん居る。

「こういう部分にこだわるからこそ、モデラーとしての自分の存在価値が在るのではないか」
↑これまでさんざん適当に作ってきたくせに何を今さら。

などなどいろいろ考えました。

↓で、翌日は帰宅後これですよ
T_t35seisaku_025

結局全て打ち直し。
先に打ったボルトを削り取ってみたらプラ表面が荒れたので、6ミリのプラ丸でカバーし、その上に打ち直しました。

6個×16=96個。
はじめよりもきれいにできてよかったです(棒読み)。ああ、楽しい。

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2008-02-10

日曜日の作業日誌 2月10日

◆土曜日は朝から冷たい雨(byハイファイセット←歳が判るよ)。

午前中からせっせと謎作業の続き。
予め別に作っておいた機関室上部の構造物を車体に接着して位置関係を確認すると、な~んと砲防盾に干渉することが判明。既に完成していた砲塔の部品を削り込んで調整しましたが、えらく時間がかかり昼過ぎまでを費やしてしまいました。何だかなぁ。

サスペンションは上半分が隠れて見えないので、殆んどキットのままで組み倒します。歪もうが見苦しかろうが、絶対に見えないので気にしません…と言いながら、合わない部分はプラ棒で作り直してみたり。

夜は模型クラブの例会に出席し、店長の作りかけ謎作品を拝見。
「二つ星の21世紀版キット」にアベールのPEやアドラーズネストのネジ頭をふんだんに使用して、解像度をぐぐっと上げた作品です。
うーん、すごいなぁ。写真でお見せできないのが残念です。私の作っているブツに比べると、ちょっと別次元(褒めすぎか)。
でもまぁ、やりたいと思っても私には『出来の良いキットの解像度を更に上げる』工作はムリでしょうね。目も根気も付いてゆきません(だからと言って、プラ材質の怪しいようなキットを好んで作るのもいかがなものか)。

◆日曜日も飽きずに朝から模型作り。

未着手の車外塔載物なども気になりますが、足回りに目処を付けておかないと大変なことになるので、サイドスカートを取り付ける架台部分の寸法を割り出しますが、やり方が適当だったため何度かリトライ。

懸念していた程に寸法出しは難しくはありませんでしたが、これからキットでは全く再現されていない部品を幾つか自作しなければなりませんし、誘導輪の取り付け方もイマイチはっきりしません。あと、フリウルの履帯も組まなければ。

ああ、時間が足りない。休みがもっと欲しいっす(←ブログ更新している場合か)。

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2008-02-08

髭を生やしたタラコ唇のお爺さん

謎作業続き。
例によりまして全く意味不明な内容ですが、悪しからずご了承下さい。

さて謎車輌の車体前後には、ある部品が付いているのですが。

↓それがこう見えて仕方ありません
T_blogphoto1_060

髭を生やした、下くちびるの厚いおじいさん
一度見えはじめるともう、そうとしか見えません。


でもコレって結構大事な事です。私の場合は実車の部品までもコンマ何ミリ単位で忠実に縮小再現出来る訳ではないので、作った部品が実物に似ているかどうかを確認する良い方法と言えます。

で、じっと観察していて発見しました。
この爺さん、前後に4人居て一見同じ顔に見えますが、良く見ると前部の2人と後部の2人では、顔の表情がちょっと違うようです。
現存車輌や記録写真で複数の車輌を確認してみたところ、後部の爺さんの方が前部よりもやや顔が広く、目の位置や鼻すじも若干異なっています。

何で前後で作りを変える必要があったんでしょうねー。謎は深まるばかりです(理由を考えてる暇はないけど)。

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2008-02-06

館山寺温泉にて

これから新年会です(もう二月だよ)。
ああ、模型製作遅れるよう。

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2008-02-03

節分の日の作業日誌

◆連続で工場(自称)設備のご紹介をするつもりでしたが、じっくり更新する時間が無いので工具編はまたいずれって事で…(だめだこりゃ)。

◆土曜日は仕事。会議があり浜松行き。定時まで時間があったので、ランチを兼ねて会社に程近い大型ショッピングセンターを見物。
昔は大きな工場が建っているだけの殺風景な場所だったのに、辺り一帯が商業施設の博覧会状態に変貌していて驚き。一時浜松で勤務していた数十年前に何度か通ったきりだったので、まさに浦島太郎の心境です。
1階のアウトドアショップで猛烈に物欲を刺激され、防犯カメラに必ず不審者と映るであろう買うたやめたを踊ったあと(買わず)、フードコートで家族連れに混じってのんびりと焼きそばを食べてから会社に行きました。
土曜日だもん、たまには自分を甘やかしたいですよね~。

◆謎作業続き。

シャーシから突き出ている起動輪取り付け用シャフトが細すぎで、完成した起動輪をはめ込んでもグラグラします。こういうのは初期の段階で確認しておかなければならないのですが、なかなかそこまで気が回りません。所詮、私はタミヤのキットで甘やかされて育ったモデラーってことなんでしょうねー。
慎重に軸パーツを削り取り、中心がずれないように3ミリの穴を開けてから、新たな軸となるプラ棒を探します。

…あれ、エバーグリーンも、プラストラクトも3.2ミリじゃん。3ミリって初めから無いんだなあ。
そうだ、たしかタミヤのプラ棒に3ミリが有ったはず。(ごそごそ)あ、あったあった。
…これ3ミリ角棒じゃん。丸棒だよ、欲しいのは。(ごそごそ)あ、あったあった。
…これ5ミリ角棒じゃん。(ごそごそ)あ、今度こそあった。
2ミリ角棒だっつーの!!紛らわしいよ!どんだけ角棒が好きなんだよオレは!しかも角棒って使った記憶がないよ!
…とか何とか言いつつもようやく見つけましたよ、やれやれ…ってこれ5ミリパイプ(アクリル)じゃねえか!!オレが欲しいのは3ミリ丸棒なんだよう、うう、ぐすんぐすん(すすり泣き)。

残念ながら実話です。
家中探せばどこかにあるはずなんだけどなぁー(←買って来い)。

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