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2009-05-10

CARRO ARMATO 【起動輪】

今回はカーロアルマートの起動輪について。
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左よりタミヤ(新)、モデルカステンSK-43付属、フリウルモデルATL-18付属、イタレリ(ズベズタ)。
タミヤとMKは17枚歯、フリウルとイタレリは18枚歯。
資料を見た限りでは18枚歯の起動輪しか確認できません。もし仮に17枚が有ったとしても非常にレアだと思われます。従ってフリウルとイタレリが正しいピッチであると言って差し支えないでしょう。

ご存知の通り、タミヤの新起動輪は新規金型であるにも関らず旧キットと同じ歯数になっており少なからずがっかりさせられたんですが、これは以前にも書いたので置いておきます。

今回私がM14用に組み立てたMKの可動履帯は、ご覧の通りタミヤ専用です。付属のメタル起動輪はイタレリのM13/40対応ですが、これではわざわざ間違った17枚歯に変更する事になってしまいます。SK-43はフリウルよりも後発なので、企画する際に再度リサーチしてさえいれば、このミスは避けられた筈。私は発売当時から「キャタピラの正確なスケールモデル」と信じ込んでいたので残念です。

と、ちょっと厳し過ぎる表現でしたが、ちゃんと買って検証してるんで許してください。実際は組んで塗ってしまえばピッチの違いなんて良~く見ないと判らないし、大声で批判するつもりは有りません。まぁ、キットの起動輪にお手軽にジャストフィットする可動履帯ならば、存在価値がありますよね。

…と、思ったんですけどー。
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そのままで適合します」「加工は不用です」と書いてありますが、嵌めてみると何故か写真のようにタミヤの起動輪にはイマイチフィットしない。勿論、両者の歯の数は同じで、MK付属のメタル起動輪にはぴったりと合います。
まさかと思って直径を測ってみると、コンマ6ミリほどMKの方が大きいのが判りました。
幾ら歯数が同じでも当然、径が違えばぴったり噛み合うはずがありませんよー(泣)。
超過疎ブログでこんな事を書くのもナンですが、これから買う人は気をつけて下さい。

付属のメタル起動輪に交換することも一瞬考えましたが、それではフリウルを避けた意味が全く無くなるので、なるべくキャタピラを張った状態にして誤魔化します。
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こんな状態で合同展に展示しちゃいますので、良かったら見て下さい。いじめないでね。

【追記】結論は以下の通りです。

①モデルカステンSK-43のピッチは実物に比べて広すぎる可能性が高い。
②SK-43は、無加工では現在どのキットの起動輪にも適合しない。
③つまりSK-43を使用する場合は、必ず付属のメタル起動輪をセットするべき。

なお「止めピンは軽く押し込む」「押し込みすぎると履帯が割れてしまう」との注意書きがありますが、ピンが短いため軽く押し込んだだけでは、動かすとポロリと外れて非常にストレスを感じます。履帯を割らずにきちんと押し込めるように、差し込み穴を0.5ミリドリルでさらった方が良いでしょう。

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