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2012-02-12

イタリア重戦車・P40の塗装

2年前に製作したP40重戦車の塗装工程の画像が残ってましたので、備忘録を兼ねてアップします。因みに現在リメイクしているM43はこのパターンで塗装する予定です。
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【ステップ1】 下地塗装

ホームセンターの安売りで買った(←要らん情報)GSIクレオスのガンダムカラー・ザクグリーンで下地塗装を終えた状態です。何色か混ぜているので若干色目は変わっていますが、それでもちょっときつかったかな。
次回はもう少し明るい色にしてみようと思います。

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【ステップ2】 迷彩の下書き

細筆を使用して、イタリア戦車独特の石垣状迷彩パターンの下書きを行います。復元車両ではダークイエロー地に茶色と緑色の雲形パターンを描いているものがありますが、古い資料にグリーン地に茶色の雲形を描き、イエローの帯を描いていたとの記述があった(記憶がある)ので、それを再現してみました。

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【ステップ3】 迷彩パターンの確認・修正

下書き線に沿ってエアブラシで茶色の雲型を描いていきます。下書きをするのは面倒ですが、いきなりエアブラシでパターンを描いていくと、得てして茶色の面積が大きくなり過ぎるのですよね(体験談)。比較的大きな車両(と言ってもPantherと大して変わりませんが)なので、車体のブロック毎に下書きと資料を比べて、必要に応じ基本色を吹いて修正します。

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【ステップ4】 迷彩パターンの決定

これでようやくパターンの出来あがりです。ふぅ。この迷彩の場合やりたくなるのが、キット付属の塗装図のように「大きく島状に描いておき、後であみだくじのように黄色線で仕切る」方法です。これはやり方としては簡単ですが、記録写真を観察してもそんなパターンは見られないので、どうも違う感じがします。だいいち恰好よくないし(感じ方には個人差が以下略)。


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【ステップ5】 黄色線の描き込み

ハンブロールのペイルイエローを細筆を使い描いていきます。ここにハンブロールを使う理由は、エナメル特有の伸びの良さに加え、塗ってしばらくはエナメルシンナーでの修正が可能でありながら、完全に乾燥するとターペンタインによるウォッシングにも耐える特性からです。ただ、ちょっと黄色過ぎましたかね。一か所を塗っていると先が長く感じるので、いろいろな場所から塗って行き、飽きないようにします。

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【ステップ6】 基本塗装の完了

基本の迷彩塗装を終えた状態です。同じ色の雲形が隣り合っていないのがお分かりでしょうか。記録写真で見るともっと雑で線もムラムラなパターンです。筆でなくエアブラシでキッチリ描くほうが正解なんでしょうけれど、私の腕じゃ難しいですよね(言いわけ)。


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塗装を落着かせるために若干グレー系に振ってオーバースプレーしたのち、塗り分け・パステル仕上げを終えた完成状態です。よろしければギャラリー4をご覧ください。

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コメント

こういう塗装工程だったんですか、勉強になります。
けっこう面倒くさそうですね。

投稿: GEARBOX | 2012-02-12 17:57

GEARBOXさん

そうなんです、とても面倒くさいんですよ。
でもイタリア戦車を塗る場合は避けては通れないんですよね。

投稿: me20 | 2012-02-12 20:06

ひとつお聞きしたいのですが、大戦初期のドイツ戦車の下地色は、何色なんですか?

投稿: GEARBOX | 2012-02-15 20:43

GEARBOXさん

難しい質問ですね~(笑)。私の最も不得意とする分野です。頼りにならなくてすみません。

えー、大戦初期というとフランス電撃戦でしょうか。であったらパンツァーグレイ単色でよろしいのではないかと。黒に近いグレイ、と資料にあった記憶がありますけども、私の場合は若干明るめにして青っぽくするとかアレンジしております。

ポーランド侵攻とかそれ以前ですと、二色もしくは三色で迷彩されているものもあります。

投稿: me20 | 2012-02-15 22:56

ありがとうございます。
このごろ模型雑誌や資料本など見ていると、いろいろな事が明らかになってきているからなのか、模型工作も高度になってきていますね。
ストレートで組んではいけないような、こうしなければダメみたいな感じがあるので、何か気になっちゃうんですよね。
腕は大したことないんだから、気にしないでバンバン作ればいいんですけどね。

投稿: GEARBOX | 2012-02-16 17:55

GEARBOXさん

昨今は研究が進んで、特にドイツ戦車に関しては部隊どころか車両単位でディティールが特定されていたりしていますからね。まったく凄い(良い)時代になったものです。しかし、研究者志向ではないモデラーにとっては無意識にハードルを上げる結果になっているのかも知れません。私も単なるモデラーなので調べるとしても製作向けで、どちらかと言えば苦手分野です。

でも、しばらく模型を離れてみてそう感じたんですが、21世紀のプラモデルでしたらストレート組みで十分ですよ、本当に。難しい事は気にせず、心の赴くままにバンバン作ってください。それが一番です。

投稿: me20 | 2012-02-16 23:12

お世話になっております♪
こちらでは初めてコメントさせていただきます。

>グリーン地に茶色の雲形を描き、イエローの帯を描いていた

私もこの方法がいいと思っています。
イエローベースの方が発色という点では有利ですが、それだと帯の線の伸びやかさが出ないと思うんですよね。
ブラウンのパターンがつかみづらかったのですが、基本的には縞状のようですね。
とても参考になりました。ありがとうございます。

投稿: TFマンリーコ | 2013-04-21 10:35

TFマンリーコさん

コメントありがとうございます。先日より貴ブログに突然お邪魔しまして申し訳ありませんでした。
イタリア戦車自体を作っている方が少ないのでつい(笑)。

この作品の場合、グリーンが少し暗すぎた気がしますので、ご自身が塗装される際には
「明るすぎるかな?」くらいの方が良いかもしれません。是非トライしてみてください。

パターンについては実車の記録写真が不鮮明な物ばかり且つ現存車両の塗装がいい加減なので、
想像に頼る部分が多いのですが、少なくともキットの小冊子に載っているパターンよりは正確だと思っておりますし、実際この方が(手間は掛かりますが)恰好いいと思います。

この点イタリア軍関係本の著者であられる吉岡和篤氏とお話しした際にも同じご意見でした。
(どの本か失念しましたが、吉岡氏のP40イラストが在るはずです)

投稿: me20 | 2013-04-21 15:25

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