« 2012年5月 | トップページ | 2012年7月 »

2012年6月

2012-06-30

M40-75/18 S.P.G 【14】

セモベンテの工作は絶賛迷走中。
T_p6280060
前回「見えそうな部分に打った」リベットですが、ちょっと煩く感じたので1列削り取り。
…皆さん付いてきてますか?大丈夫?え、お前なんか初めから見放してる。ま、そりゃそうか。

資料写真を見ても前2列ははっきりと確認出来るけれど、3列目はいまいち良く見えないという事もありで。やる前にしっかり確認しろと言う話なんですが。
シャーシの接着箇所が荒れていたので、ついでにパテで手当てしておきます。2年前も結構気を配っていたつもりだったのですがね。こういう地味な作業も多いです。

T_p6250058
機関室ハッチのヒンジはイタレリ/ズベズタのキットより、ご覧のように剥ぎ取り。
タミヤのリニューアルキット向けであるVOYAGERのアップグレードセットにはこのパーツが含まれていますが、厚手とは言えエッチングでは鉄板を曲げたようにしか見えないので(個人の感想です)、使いませんでした。

しかしこれをピンセットで保持してやすり掛けしている最中に、何回すっ飛ばしたことか。私、パーツ飛ばして床に這いつくばってる時に必ずひとりごと言ってますね。「どこだー」とか「あったよー」とか(笑)。


T_p7010065
1、切り取ったパーツを機関室ハッチに接着。ヒンジは若干形状が違っていますが、じっと見ないと判らないので許容範囲だと自分に言い聞かせてます。でないと次に進まない。
2、一旦削り取って別パーツ化してあった吸気口の装甲カバーを接着。別パーツとした理由は、吸気口の形状を整えるため。また、カバーには極小の取付けリベットも再現してみました。但し、これらはOVMラックを取付けると殆ど見えませんけどね(泣)。

| | コメント (0)

2012-06-24

M40-75/18 S.P.G 【13】

車体後部などにディティールを追加。
T_p6240054
白矢印:あまり目立たない部分だが、こんな所にも丸頭リベットが打たれているので再現。
赤矢印:少し窮屈だが、この狭い場所に8個ものリベットが打たれている。何でこんなに?
黒矢印:履帯交換用工具が載るハッチをプラ板で作り替え。真ん中には鍵穴があるので再現してみた。
緑矢印:同じ成型色のキットから削いできたリベットなので、追加してみたけれど写真だと判らない(笑)。実際は結構打ち直してるんですけどね。
青矢印:リベットを追加。

T_p6240055
最初はあまり気にしておらず工作の予定にも入れていなかったんですが、資料画像を見ていてどーにも気になった部分にリベットを追加。
2年前に完成していたら、多分追加しなかったであろうディティール。「経験上、長期中断後は工作技術が上がる」とちょっと前に書きましたが、何だか今回は嫌な感じで年をとっただけのような気も。

※縦に打たれているのはは尖頭リベットで、隔壁の固定用と思われます。


T_p6240056
リベットを打っているとだんだんハイになり、目がかすみ頭がぼうっとし、腹が減っても止まらなくなる。
因みに、車体内部は最初2.5ミリピッチで打ってみたけれど窮屈な感じがしたので3.5ミリピッチで打ち直してます。
大丈夫か俺。
念のため言っておきますが決して苦労自慢じゃないです。リベット打ちなんて工具と時間があれば誰でも出来る事なので。私は手際も悪いしね。

T_p6240051
止まらない止まらない。

タミヤのシャーシ裏側はキットのままだとのっぺらぼうなので、見る角度によれば見えるかも?という部分にも一応打っておこうと思い立ち。
こういうのはちゃんとやるなら筋彫りとかも必要だから、本来一番最初にやっておくべきですよねー。
シャーシの裏を見せる趣味は無いので、見えそうな部分だけ雰囲気で中途半端に打っております。

| | コメント (0)

2012-06-21

M40-75/18 S.P.G 【12】

例によってちょっとした深みに嵌まってしまい、迷走。
T_p6130042
←前々回にアップした履帯調節装置部分の画像です。
キットでは、誘動輪を取付ける部分の「笠なのか?」程度にしか見えませんが、本来、矢印の部分より先には誘動輪基部が存在し、がっちりとシャーシに取付けられています。
しかし、実際に誘動輪を取付けたら殆ど見えない部分なので(前作のカーロアルマートM14ではキットのままで済ませました)、この時点ではこのままにするつもりでした。


でも、この画像↓をじっと見てたら「やっぱりハーフフェンダーだと見えるよなぁ…」と思い始めたんですね。

アメリカ陸軍兵器博物館(アバディーン)のカーロアルマートM13/40

一度気になり始めると、もーいけません。まったく計画性の無いのが私の悪い癖。
T_p6210047_2
んで、こんな風になっちゃいました。
一応カタチにはしましたが、キットのモールドを中途半端に利用したので工作しにくく、どろーんとした感じで申し訳なし(泣)。
ええと、この車両の誘動輪基部は、だいたい、おおよそ、ざっくりと、こんな形をしておりますです。ご参考までに。って一体何の参考になるのか。

あ!そうは言っても、この部分を再現した作品って、多分初めてかな?(何気に自慢してみる)。しつこいですが、誘動輪が付いた状態だと先ず見えない部分ですものね。

※アバディーンのM13/40画像をつぶさに観察していて、「タミヤ製カーロアルマートの履帯調節装置の謎のモールド」についての十数年来の疑問が解決!
 
フィーベルでセモベンテを作った時以来の謎でした。3年前にも書いています→CARRO ARMATO M14/41【11】

T_semobente_blog_084
履帯調節装置のフタ状の部品が開いた状態で、間違ってそのまま再現しちゃってたんですね。時代だなー。

| | コメント (2)

2012-06-17

M40-75/18 S.P.G 【11】

細かくて伝わらない作業が延々と続きます。基本、私の備忘録なので「これからセモベンテを作る方の参考に」といった内容には全くなっておりません。申し訳なし。
T_p6130040
昔から気になっていた部分がここ。
上部転輪が転輪に比べて、1ミリほど外側に出過ぎています。可動キャタピラを装着した場合、後ろから見ると蛇行して見える可能性があります。
ええと、こう書いておいてナンですが、たぶん片目を瞑って30秒くらい見つめなければ判らないレベルではあります。

足回り全体を言えば、転輪、上部転輪そして誘導輪の「間隔(キャタピラガイドが通る部分)」が広すぎてゴツい印象なのも難点なのですが、そこまで気になるならばイタレリ/ズベズタ版を作ったほうが簡単で良いですよ、という話です。誰ですか「お前が言うな」と言った人は。

T_p6160043
プラ板を重ねて高さガイドを作り、メイド・イン・シズオカのハイパーカットソーで上部転輪基部を1ミリ弱カットします。
しかし、きれいに切れますよね。やっぱり工具は重要です。

| | コメント (0)

2012-06-14

M40-75/18 S.P.G 【10】

シャーシに取り付けた4個のサスペンションのうち、よく見ると2個くらいがガタガタ。例によってがっちりと接着してから気がつくワタシ(泣)。
3年前、一気に8セット作った内の2個の出来がいまいちだった訳ですね。当時の自分も気が付いていたとは思うのですが、取りあえず出来の良いものから(当時製作していたM14に)使いたかった心理も判らんでもないです。
T_p6130038
いろんな所で切ったり削ったりしているので、気を付けないと曲がって接着されたりするんですよねー(言いわけ)。
見た目で平行が出ていない部品などは、一旦分解して削ったり盛ったりの調整をしてから再組み立て。などなど地味な作業を何時間か。写真は修正後です。
ごらんの通り完全には直りませんが、完成後はこういうアングルで見る事もないので許容範囲かなと。ついでにフリウルモデルの起動輪をあてがってみたところ、キャタピラがほぼ真直ぐ通りそうで、良い感じです。

続いて誘動輪基部(履帯調節装置)パーツの工作など。
T_p6130042
取り付けベースの四角い板の部分はヤスリで薄く削っています。単にパーツをシャープに見せるだけでなく、少し外側に出過ぎている印象の誘動輪を内側にセットする目的もあります。
手持ちのM13/40用エッチングパーツ(RCRなど)にはこの部品が含まれているのですが、実物は鋳物のカタマリなのでPEでは実感を損ねると判断し、使用しませんでした。
履帯調節装置のカバー(なのか?)頭部分はモデルヴィクトリアのレジンパーツ。塗ってしまえばどれほど見えるか判りませんが、メーカー刻印が格好良いですね。因みに資料に依ると文字は『ANSALDO FOSSATI GENOVA』です。

| | コメント (0)

2012-06-13

「JPN」 DVD

【音楽】  【Perfume】
Perfume情報としてはかなり遅ればせですが、もしかしたら拙ブログにおいでの中にご存じない方もいらっしゃるかなと思いまして一応(余計なお世話だなー)。

“Perfume 3rd Tour 「JPN」”DVDが2012/08/01(水)リリースされます。

[初回限定盤]はDISC1(本編)+DISC2(特典映像)+豪華ブックレット、 [通常盤] はDISC1(本編)のみ。

内容は、グレーゾーンの方々にも好評だったWOWOWの放送と同じ、広島グリーンアリーナ公演2日目の模様を収録。見どころは、「ねぇ」の決めポーズで振りを盛大に間違える大本さん。もちろんそれ以外にも「くるくるとんとーん」で自分の頭を叩く西脇さんとか。伝わらんか。

レコード店やWEB上での商品の予約開始は、2012/6/15(金) AM10:00とのこと。初回限定盤を欲しい方は是非狙ってください。「間違いなく」売切れます。

| | コメント (2)

2012-06-10

M40-75/18 S.P.G 【9】

誘動輪基部の工作。
カーロアルマートM14/41の製作時には余り手を入れなかった部分を弄ってみました。宜しかったら今回の画像と比較してみてください。 
M14/41製作時の画像はこちら→CARRO ARMATO M14/41【11】

T_p6100036
① 履帯調節装置のヘッドはモデルヴィクトリアのレジンパーツを使用するため、カットしておく。
②位置が正しくないので 一旦切り離し、削り込んだ上で位置を変え、再接着している。
③ キットではどろんとした棒状のパーツなので、プラストラクトの2ミリ六角棒にて調整用ナットを表現してみた。
④元は一体のパーツだがロッドを切断してしまうので、位置確認のためにダボを設けておく。

実物とはロッド部分の形状が若干異なります(一部テーパーが付いている)が、誘動輪を取付けると殆ど見えないのでよしとします。と言うか、ご紹介したパーツ自体がよく見えないんですけども。
えー、お察しのとおり中々完成までの道程が見えてきません(笑)。まぁ、じっくりと楽しませて頂きます。 

| | コメント (0)

2012-06-07

M40-75/18 S.P.G 【8】

3年前にカーロアルマートを製作した際、2台分作って置いたサスペンションをシャーシに接着します。ようやくこのパーツが日の目を見られて嬉しい。いったいどんな工作をしたのかは、右下のカテゴリーから「italian tank」→CARRO ARMATO M14/41【5】~【8】をご参照ください。

T_t_p6070033
実は、タミヤのカーロアルマートとセモベンテを作る際に一番気になる部分がここ(シャーシと足廻り)です。古い設計のパーツは一体化され、実物の構造を判りにくくしています。恐らく当時の対象年齢が10歳前後だったと思われるので、組易さを優先し華奢な足廻りに強度を与えるための設計であったのだと想像します。
然しながらカーロアルマートの発売は1974年。「名作」8輪重装甲車やM113と同じ年です。それらに比べると、失礼な表現ですが玩具っぽい作りの印象を受けます。結果的に40年近くも現役を続けている訳ですから、せめてもう少し実物に近い構造で設計して頂けなかったか、若しくは2008年にシャーシとサスペンションの金型もリニューアル出来なかったのかな、と思わずに居られません。誰ですか文句があるなら素直にイタレリ版作りゃいいじゃん、って言ってるのは。ま、そりゃその通りなんですけど。

因みにセモベンテは1976年の発売ですが、たった2年間で44もMM番号がアップしています。その間にT34やチハも製品化されて相当に技術力がアップしたと思われ、カーロアルマートでは眠かったリベットのモールドがセモベンテではきっちり尖頭になっていたりします。
08年にリニューアルされたセモベンテはシャーシとサスペンションと機関室・フェンダーが74年、戦闘室と砲・インテリアが76年、起動輪とキャタピラ、OVM類とフィギュアが08年、という珍しいキットなのです。

| | コメント (0)

2012-06-05

M40-75/18 S.P.G 【7】

ちまちまとインテリアの工作。先ずは問題の隔壁から。
グレイの部分がモデルヴィクトリアのレジンパーツ。
T_p6040032
①水タンクに施されているただの棒状のモールドだが、資料によるとフューエル・レベル・ゲージとあり正確に再現されている。
②ウォーター・ヘッダー・タンク。ハッチを開けると結構目立つ存在。  
③左右のエア・フィルター。タミヤのモールドに比べて、かなりサイズが小さい。  
④資料にはスターター・コントロールとあるので、追加してみた。
⑤オイルラジエーター及び冷却ファン。タミヤのパーツでは只の箱と筒の組み合わせだが、本来はこういった形のもの。

この後簡単にパイピングを施す予定ですが、隔壁は一旦置いておき他の部分に同時に手を付けていきます。

| | コメント (0)

« 2012年5月 | トップページ | 2012年7月 »