FIAT3000 mod.21 ⑮
住友たかひろ氏主催のネットコンペ参加作品、製作記その15。
上部転輪のビームを仮組みして、きちんと中心が出ているかを確認します。
前側の支持架も後ろ側の取付基部も、一番初めにモールドを全て削り取っているので、スクラッチしています。
両方ともキットのままだと実物の形状と異なっており、生かせる部分は支持架パーツの表面のモールドのみです(細かい部分のビフォーアフターとか、工作中の写真を撮っていないため判りにくくて申し訳ありません)。
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未だ接着していないので、工作部分が判り易いようにビームを外してみます。
前側の支持架及び後ろの取付基部は、概ねこんな形状です。
スプリングは、焼き鈍した0.4ミリ真鍮線を2本同時に巻いて2個作り、黒染めしています。
2か月くらい前は「上下の端をハンダ付けしてヤスって、実物のように平らにして…」とか妄想していましたが、今はそれどころではなく、途中写真を撮る余裕もありません…。
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今日の午後は操縦手用覗き窓の工作。
手持ちのバラしたリード線のうち比較的細い物を0.3ミリ洋白線に巻いて、ハッチのバネを作ります。
バネと覘視孔以外は良好なモールドのため、キットのままとしています(手抜きか…)。
覘視孔の幅は一旦キットの通り6ミリで作ったものの、いささか広すぎたため、4.5ミリとしました。
実物のハッチは絞ったバネにより車体に押し付けられ、内側よりハンドルで押し開き、任意の位置で引掻けて留められる構造になっています。
因みに上下逆ですが、現代の業務用製パンオーブンの扉も同じような構造です。内側からは開きませんけどね(当たり前)。
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