CGV model 1906 armored car
先ずは、熊本の地震災害(4月14日、16日)に遭われた皆さまにお見舞いを申し上げます。
日々仕事したり、さまざま考え事したり、模型作ったり、酒飲んだり音楽聴けたりするのも、何事無く平穏な日常を暮せているからだなと、こういう大災害がおきて改めて思い知らされます。
被災地の方々が一日も早く平穏な日常を回復されますよう、心より願っております。
5年前の震災の際には、1年以上まったく作る気を失ってしまいました。何でこんな事やってるんだろう的な思いだったんですが。でも今回はSUMICONがあるので助かります。
というわけで、住友たかひろ氏主宰のSUMICON2016にエントリーさせて頂きます。
キットはコレです。JMGTのCGV model 1906 armored car(シャロン装甲車)。
実は、今回は作り掛けのP40の製作を再開するために一度参加を見送らせて頂こうかなーと思ったのですが、短期間でサクっと出来るものなら良いかな、というスケベ心です。ガチンコ勝負される方々にはまことに申し訳ない限り。
世界初の「全面を装甲で覆った車輛」でしたっけ。CGVはフランスのメーカーですが、ロシアで多く使われていたようです。同じ名前の1902年型は装甲が後部の機銃座の周りだけで、運転席はむき出しです。鎧でも着けて運転してたんでしょうかね(調べる気なし)。
モデラーならば家に一冊は必ず置いてあると言われる(私調べ)この本だけが、今回の資料です。
第一次大戦のロシア装甲車(だと思う)。シャロン装甲車の項は文章も多いですが、何せ全部ロシア語なので何が書いてあるのかさっぱりです。
肝心の写真はネットで拾えるものばかりですが、とてもクリア。ちらっと見ただけでキットは相当大らかな出来である事が判ります。
腕に覚えがあるモデラーならばフルスクラッチしたくなるところでしょうが、私にはとてもムリなのでヘタに手を入れずに(手を入れてどうにかなるレベルではない)キットのまま、素直に作りたいと思います。
よろしくお願いします(因みに今日は私、誕生日です。外は大雨ですが)。
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コメント
JMGTのレジンキットは箱絵は見たことありますが、パッケージ写真が黒く潰れてて良くわかんないのでスルーしてました。
んで、一家に一冊常備している『ロシア軍の装甲車 1906〜1917年』を見てみたら、おぉ、最初の方に載ってるコレかー。
ペラッペラで風通し良さそうな装甲車だなとしか思ってなかったですが、これがJMGTのアレだとは思いませんでしたよ。JMGTのはレジンムクで強そうだし。窓を全部閉めてシャッターを下ろしてたんですね。
"Накашидзе - Шаррон" (ナカシゼ - シャロン)で検索するとWikipediaのロシア版とか参考になりますよ。
ロシア帝国の装甲車で、シベリアコサック連隊満州軍のミハイル・ナカシゼ の息子、アレクサンダー・ナカシゼって人が原案だそうで。それをフランスに発注したのかな?
実は私も今、1919年製のロシア装甲車を作ってまして、今、1900年初頭のロシア装甲車がキてるのかもしれませんね。
投稿: セータ☆ | 2016-04-17 22:43
セータ☆さん
いつも貴重な情報をありがとうございます。早速検索して、四面図などを確保させて頂きました。
英語版のwikiで「コサックの息子が何とか~」と翻訳されたので誤訳だと思っていたんですが、何とその通りだったんですねー(笑)。
ロシア人の設計でCGVが製作したようですが、フランス軍仕様もあったようで、キットにはフランス用デカールが付属しています。
ロシアはダークブラウン単色、フランスはミディアムグレイ単色との事なので、今回はグレイにします(茶色は難しいですよね…)。
セータ☆さんが仰る通り実物はどこもかしこもペラペラなんですが、キットはそのイメージが、さっぱり、まったく、ものの見事に再現されていません(笑)。
また、車体上面の形状が大きく間違っていて、エンジンルームの大きさも、後部の構成も、その他いろいろおかしいです。
記事に書いた通り、どこかを削ってディティールアップする程度の工作ではどうにもなりませんので、今回は本当に何もせず、そのまま形にしたいと思っています。
そういえばフィアット3000を作る際にこれも候補に上げたんですが、上記のような理由で止めたのを今思い出しましたよ…。
>1919年製のロシア装甲車を作ってまして
え、そうなんですね。セータ☆ファンとして気になるので、後で調べます。
投稿: me20 | 2016-04-18 10:09
>>モデラーならば家に一冊は必ず置いてあると言われる
えーと。なんとこの本、我が家にもありましたよ。よかった。私もモデラーだった。
というか、me20さんが思い出させてくれるまで、この本を持っていることをまるっきり忘れていました。
しかし、整理の悪い私としては奇跡的にも、一発で本棚から出てきました。
我が家には、この本に出ている魑魅魍魎群に属するものとしては、オースチン・ケグレスの双砲塔の装甲ハーフトラックがあります(ARMO-Jadarの)。途中まで組んで、もう何年もほったらかし、というよりも、どこに仕舞ってあるのかもよく判らない状態です。
それにしてもJMGTのキット、車体をここまでレジンで作ってあって、なぜ砲塔がバキューム……。
あっ。遅くなってしまいましたが、お誕生日おめでとうございます。
投稿: かば◎ | 2016-04-19 00:22
かば◎さん
>>この本を持っていることをまるっきり忘れていました
私も、かば◎さんがエントリー表明するまでプラガR-1の資料本を持ってるのを忘れてました(笑)。
いつか役立つときが来るといいなあ…。
>>バキューム
写真の撮り方が悪く、判りにくくてすみません。バキュームパーツは前部フェンダーと件の「橋」で、砲塔はレジンです(目立つ部分が欠けてますが…)。
成型状態も良く、パッと見てそれほど悪くないように感じますが、記録写真と見比べていると、じわじわ来ます(笑)。一体何を調べて原型を作ったんでしょうか…。
投稿: me20 | 2016-04-19 09:12
ああっ。砲塔はレジンだったのですね。よかった。
私、フェンダーを2つ割になった砲塔かと早とちりしました。
>>プラガR-1の資料本を持ってるのを忘れてました
我が家にはMBIの「チェコ軽戦車」本があったはずなんですが、どこにしまったのか、現時点で発見できていません。
しょうがないので、「タンコマステル」のルーマニア軍AFVの記事が出ている号の図面と照らし合わせたりしています。
まったくもう。
……探し出さなきゃいかんなあ。
投稿: かば◎ | 2016-04-19 10:27
かば◎さん
私の持ってるのはMBIの Exportni Tankciky Praga, Praga Export Tankettes なんですが、同じものでしょうかね。
買った時に何故かものすごーく盛り上った記憶があったんですが、はて、どうしてだったのか…。
因みにアルマダのT-18本も持ってます。AERのキットを作ったずーっと後に買ったんですが、見比べて余りの違いに愕然としました(笑)。
投稿: me20 | 2016-04-19 20:42
シャロン装甲車、ロシア(?)ではペーパークラフトのキットが出ていたようで、完成品画像を見ると素材の薄さがピッタリ来てましたね。
me20さんはレジンのムクから外周の薄皮を残して中身をくり抜くんだと思いますが、なかなか大変そうですね(^^;)。
AERのキットは、昔、一青窈が「AER〜 きみから もらい泣き〜♪」と歌ってましたね。確かにもらい泣きしそうな出来です。
投稿: セータ☆ | 2016-04-19 23:41
セータ☆さん
私も画像で見てスクラッチかと思ってましたが、ペーパークラフトだったんですね。なるほどー。あちらは種類豊富ですからね。
>>外周の薄皮を残して中身をくり抜く
まぁ、この時の為に超音波カッターを買ったーようなものですから、もちろん…って、できるかいっ!(←駄洒落を織り交ぜつつボケ突っこみさせて頂きました)
えぇいィあぁ~(る)のキットは色んな意味で難度が高いですが、一青窈で返すのも相当難度が高いです…。
投稿: me20 | 2016-04-20 07:18