住友たかひろ氏主宰の「デザートコン」参加作品、完成報告です。
使用キットはブロンコモデル「CV3/33タンケッテ セリエ2(初期型)」CB-35125。
作品名は41年のイタリア軍車輌という設定なので(35年以降に名称変更された)Carro Leggero L3/33としました。

デザートコンは当初3か月→延長されて4か月、という製作期限でしたが、結局半年掛かってしまいました。ルノーUEは4か月で間に合ったので、行けると思ったのですけどねぇ…。
ブロンコを組むのは初めてだったのと、フルインテリアだったのが敗因でしょうか。
同社のCV33シリーズはパーツ数がとにかく多く、超絶ディティールと合いの悪さが同居している苦手なタイプのキットだったのでした。

この記事を書くために以前の日記を読み返したのですが、半分以上がインテリアに関わった事でした。
最初に拘った立て付けも、インテリアを完全に組んで塗装してから戦闘室を被せる必要があったためで、それらが無ければ余裕で完成していたでしょう(か、どうかは判りませんが…)。
などといろいろと書いていますが、ほぼインテリアの製作中心だったのでいざ完成すると書くことがない…(泣)。
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このキットの部分連結式の履帯は、第一転輪から起動輪の下側までの1枚が直線になるのが目立つので、製作前からの課題でした。
事前は起動輪・誘導輪部用の1リンクづつのパーツの場所を変えてやり繰りしようと思ったのですが、この車輛の履帯(実物)は2種類が1リンクの複雑な構成で、1リンクづつのパーツは最初から専用の形状になっており他には使えません。仕方なく「指でしごく」というローテクを使いましたが、やはり弛ませた分だけやや短くなってしまいました。
先に書いたように、1リンク加えると長すぎる(そもそも部分連結式だとそういう長さ調整は無理)ので、空いた部分をプラ板でそれらしく繋ぎました…が、ご覧の通り一か所歯抜けのようになってしまいました。苦労した意味があったのかどうか…。

時間を割いたインテリアはご覧の通り、開けたハッチからの一部しか見えませんが、見える範囲を作りこんで「のっぺらぼう」の部分を潰さないとウソ臭くなってしまうので仕方ありません。
特に効果的なのは車体側面の覗き窓のシャッターで、弾薬ラックの間にきちんと納まっており、説得力があります(自画自賛)。
操縦手バイザー下側の砲兵部隊マークは、RCRのデカールセットより。
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ジャッキのパーツは驚くほどチャチな出来だったので、ラックなどをそれらしくディティールアップしています。
また、履帯の連結ピンの穴を開けてあるのが確認できるでしょうか(自分でアピールしないと判らんか…)。
いつになく長文になってしまいました(ほとんど言い訳でしたすみません)。
実はこのキットは、昨年亡くなったランナーズのKさんの形見分けで頂いたものでした。文字通りの供養モデリングです。
これ見たら何て言うかなぁ。これでも頑張ったんですよ。Kさんありがとうございました。
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