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2020-05-16

HOTCHKISS H38 PIT-ROAD(Trumpeter )1/35 【4】

ピットロードのオチキス戦車続き。

ここまでコメントも併せてお読みいただいた皆さまには、なぜ私が一回めの投稿で悪口ばかり吐いていたかご理解頂けたと思います。このキットの設計は「ここはさすがに信頼して大丈夫だろう」という部分がほぼないです。

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これは起動輪やサスペンションに真鍮線で軸をとおして足回りを仮組みしたところです。

前回の画像で確認できますが(こればっかでスミマセン)、サスペンションやサポートローラーの案内は1ミリの突起のみなので、仮組みできるように全て軸を設けておきます。

さて前回のかば◎さんとのコメントのやり取りでギアハウジングの取付位置に触れましたが、指定の位置に接着するとこのように起動輪と第一転輪の距離が近すぎます。少し前に出して取付けるべきだったというのは単純に前部のボリュームが欠けるというだけでなく、この理由もあります。

今回は接触さえしなければ良いと思い(これから修正するのは不可能←やる気的な意味で)横から見た位置関係はほぼこのままにしました。

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前後しますが転輪はパーティングラインの荒れが目立つのでタミヤのビンサフェーサーを塗ってリューターに噛ませてサンディングしています。ステイホーム向けの地味な作業でした。やりながらいろいろ考えましたね、放り投げて止めようかなとか...。

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サスペンションの出来上がりです。手前のパーツがキットのダンパーですが一回り小さく、そのまま取付けるとピローブロックと接続しているように見えないため、ブロンコのパーツを使いました。自作しても大した手間ではありませんが、もはや使える物は何でも使いたい心境です。

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実際の車体の前側の接合部のラインとキットの接着部が異なるため、一旦きれいに埋めてサフェーサーを吹いてから改めてスジボリしています。

操縦手席左右の丸い視察スリットはオンザマークのエッチングを使うつもりでしたが、開けた穴が大きすぎたので使えず、ブロンコのパーツを丸く修正して(型抜きの関係か楕円形でした)嵌め込みました。

砲塔は既に出来上がっていますが、これはまた次回に。

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コメント

エレールのオチキス、すぐ手の届くところに置いてないかなあ……と、押入れをごそごそしてみたら、エレール/ハンブロール版のオチキスのキットが出てきたのはいいものの(実はその他にグンゼ版が……もしかしたら2つあるはず)、なんとピットロード/トラペのオチキスがもうひとつ、H39のほう(ロケットランチャー付きのやつ)まで出てきました。

バカバカ!昔のオレのバカ!こんなトンデモキット、2つも抱えてたなんて! すっかり忘れてました。

ちなみに、エレールのキットはご存知のようにH35、H38、H39のコンパチなので車体上部が2分割されていますが、車体上部の形状はトラペそっくりでした。車体後部の接合ボルト部分が、真ん中が欠けて4つしかないのまで同じだったのは笑えました。ただ、車体前端部の部品分割は全然違うんですよね。

ところで、(例のパテ色のせいもあって)、私、me20さんはトラペの車体上部に、エンジンルームはまるごとブロンコを移植したのかと思っていました。そういえば、エンジンルームの幅自体、全然違うよな……どうしたんだろう。なんて思っていたんですが、エンジンルームの後面だけを切り貼りしてたんですね。

投稿: かば◎ | 2020-05-16 21:37

特に本筋に関係ありませんが……。
トラペのオチキスの車体前部、何かに似てるなあと思っていたんですが、判りました。
部品分割のせいでもあるんですが、フィアット500に似てる! ……と思ったんですが、どうでしょう。

投稿: かば◎ | 2020-05-16 21:39

サスペンションのスプリングにはブロンコのパーツを組み込むなんて! 二つのいいとこどりのモデリングとはなんて贅沢な!
と、言いたいところですが、そうでもしないとマトモな形になっていかないというのがオチキス戦車のキットの悲しい現在。

ボギー上部の繋ぎ材のリブの工作は、私もブロンコ版で手を入れたところなので、思い出して嬉しく見てますが、
といって、このキットをもう一回組みたいとは絶対に思わないです(笑)

初歩的な質問で申し訳ないのですが、パーツの修正にme20さんはグレーのラッカーパテを多用してますが、
塗装した時にパテ盛りしたところにヒケがでたりすることはないのでしょうか。

私は高校生の頃、タミヤのパテで埋めた穴が塗装後にしっかり浮き出てしまったことがトラウマになって
それ以来、ラッカーパテは敬遠気味。

ラッカーパテの乾燥が足りてない、塗装下地づくりが不十分という説もありますが、
それ以来、パテ作業はラッカーパテの上に瞬間接着剤を塗って表面をカチカチにするか、
最近は瞬間接着剤をパテ代わりにつかうことが多いです。

投稿: hn-nh | 2020-05-17 07:44

かば◎さん

トラペ(ピットロード)は04年の発売だと思いますので、オチキス戦車好きだったらようやくエレール/グンゼが更新される!と喜び勇んでバリエーションも含めて買いますよねえ。まさか中身がこれだとは誰も思いませんよ...。
>真ん中が欠けて4つしかないのまで同じだった
ええええそうなんですか。ネットでエレールのパーツを探したんですがよく判る画像が無くて。でも後で気付いたんですが真ん中は予備転輪や尾ぞりで隠れて見えませんね..。
>エンジンルームの後面だけを切り貼りしてたんですね
そうですそうです。エンジンルーム辺りの幅がぜんぜん違うので接合部のモールドだけ移植しています。判りにくくてすみません。
>フィアット500に似てる
確かに似てますねー(笑)。そじて実物には似ていないという...。


hn-nhさん

ブログにアップされたポーランド本の図面、スクショして参考にさせて頂いてます、ありがとうございます。
早速、上部転輪の位置がぜんぜん違っていることに気づきましたが見なかった事にします。本文でも述べましたがうっかりキットを信用してしまったのが間違いでした...。
>サスペンション
スプリングのモールドがイマイチで...くらいならキットのパーツを生かしますが、径が足りないので使えませんでした。この部品がどこにくっ付いて動くのか、とかは考えて設計していないぽいですね。ダンパーのサイズを見ると信用できそうな感じなので、サスペンションごとブロンコで組めば良かったかなあ。でもプラの材質が...。

>グレーのラッカーパテ
工程毎にマメに写真を撮っていないので判りにくかったですね、仰る通り、ラッカーパテだけではなかなかヒケが直りません。基本的に私はポリパテ派です。匂いが嫌いで使わない方が多いですけど。
細かく言うと、大きな段差、溝、穴はプラ材で埋めてからポリパテ→400番(水ペーパー)→タミヤのビンサフ(粘り具合を調整済)筆塗り→600番(水)→1000番缶サフ→確認して傷があればビンサフ→600番→缶サフ、の流れです。これでも時間が経てばヒケることもあるので様子を見ながら800番くらいでヤスってみたりします。
改めて書いてみると超面倒な、言ってみれば儀式みたいなものですね。今では時間短縮できるマテリアルがたくさんあると思います。

投稿: me20 | 2020-05-17 10:28

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