2年前に製作したP40重戦車の塗装工程の画像が残ってましたので、備忘録を兼ねてアップします。因みに現在リメイクしているM43はこのパターンで塗装する予定です。
【ステップ1】 下地塗装
ホームセンターの安売りで買った(←要らん情報)GSIクレオスのガンダムカラー・ザクグリーンで下地塗装を終えた状態です。何色か混ぜているので若干色目は変わっていますが、それでもちょっときつかったかな。
次回はもう少し明るい色にしてみようと思います。
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【ステップ2】 迷彩の下書き
細筆を使用して、イタリア戦車独特の石垣状迷彩パターンの下書きを行います。復元車両ではダークイエロー地に茶色と緑色の雲形パターンを描いているものがありますが、古い資料にグリーン地に茶色の雲形を描き、イエローの帯を描いていたとの記述があった(記憶がある)ので、それを再現してみました。
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【ステップ3】 迷彩パターンの確認・修正
下書き線に沿ってエアブラシで茶色の雲型を描いていきます。下書きをするのは面倒ですが、いきなりエアブラシでパターンを描いていくと、得てして茶色の面積が大きくなり過ぎるのですよね(体験談)。比較的大きな車両(と言ってもPantherと大して変わりませんが)なので、車体のブロック毎に下書きと資料を比べて、必要に応じ基本色を吹いて修正します。
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【ステップ4】 迷彩パターンの決定
これでようやくパターンの出来あがりです。ふぅ。この迷彩の場合やりたくなるのが、キット付属の塗装図のように「大きく島状に描いておき、後であみだくじのように黄色線で仕切る」方法です。これはやり方としては簡単ですが、記録写真を観察してもそんなパターンは見られないので、どうも違う感じがします。だいいち恰好よくないし(感じ方には個人差が以下略)。
【ステップ5】 黄色線の描き込み
ハンブロールのペイルイエローを細筆を使い描いていきます。ここにハンブロールを使う理由は、エナメル特有の伸びの良さに加え、塗ってしばらくはエナメルシンナーでの修正が可能でありながら、完全に乾燥するとターペンタインによるウォッシングにも耐える特性からです。ただ、ちょっと黄色過ぎましたかね。一か所を塗っていると先が長く感じるので、いろいろな場所から塗って行き、飽きないようにします。
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【ステップ6】 基本塗装の完了
基本の迷彩塗装を終えた状態です。同じ色の雲形が隣り合っていないのがお分かりでしょうか。記録写真で見るともっと雑で線もムラムラなパターンです。筆でなくエアブラシでキッチリ描くほうが正解なんでしょうけれど、私の腕じゃ難しいですよね(言いわけ)。
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塗装を落着かせるために若干グレー系に振ってオーバースプレーしたのち、塗り分け・パステル仕上げを終えた完成状態です。よろしければギャラリー4をご覧ください。
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